ウェルビーイング思考 副腎疲労との闘い

副腎疲労症候群からの回復と善き日常を目指す記録

副腎疲労症候群と漢方 - 大学病院で処方された漢方(煎じ薬)を1カ月間続けてみた結果

f:id:wbt1:20171101174749j:plain「副腎疲労症候群の私が慢性疲労症候群の専門病院を受診した結果」の最後に漢方を始めたことについて触れましたが、今回の記事では、副腎疲労症候群の私が大学病院の漢方外来へかかった結果処方された漢方やその効果について紹介します。

大学病院の漢方外来へかかったきっかけ

きっかけは、「副腎疲労症候群が再発...慢性疲労症候群の疑いも」に書いたように症状が再発してしまったことで、1年近く続けてきたフィシオエナジェティックによる食事制限・サプリメント摂取で本当に良くなるのか不安を感じたことですね。漢方という新たなアプローチを取り入れることで改善につながるかもしれないと。

ただし、漢方外来については以前「副腎疲労症候群をどこで診てもらうべきか - 病院か民間療法か」に書いたように一度失敗した経験がありました。

私の場合、一度最寄り駅近くの漢方内科に行って症状を説明し、漢方薬を出してもらったことがあります。しかし、「とりあえず元気が出る漢方出しておきます」と言われただけで、飲んでも効果も無く、残念ながら私にとっては良い病院ではありませんでした…。

その後他の漢方内科も探したのですが、良さそうだと思えるところが見つからなかったことと、フィシオエナジェティックの方で飲んでいるサプリメントと漢方の飲み合わせが良いのかどうか、漢方医も施術家も判断できないことから、漢方薬はその後飲んでいません。おそらく、併用して問題になるようなことはほとんど無いとは思うのですが、不安は残りますよね。

施術家の見解は「漢方薬の知見が無いため飲み合わせについて判断ができない。サプリメントも最近は漢方的な成分のものも多いので、サプリメントで補充する成分で十分。わざわざ漢方を併用しなくても良いのではないか」とのことでした。

そのため漢方をずっと敬遠していたのですが、きちんとしたところで診てもらって煎じ薬を出してもらって飲めば効果があるかもしれないと思い、行ってみることにしました。

病院の選び方は「副腎疲労症候群をどこで診てもらうべきか - 病院か民間療法か」に書いたことも含め、以下の基準で選びました。

  • 日本東洋医学会認定の漢方専門医が所属している(認定の漢方専門医は、日本東洋医学会ウェブサイトの「漢方専門医の検索」で見ることができます)
  • 個人開業の場合良し悪しがよくわからないので、大学病院に範囲を絞る
  • 漢方に関する評価の高そうな著書を出している先生がいる(ただし実際は、その先生は半年以上の予約待ちだったので、別の先生にした)

診てもらった結果処方されたのは「延年半夏湯」

医師に、副腎疲労症候群と言われ食事制限やサプリメント摂取を続けていることや、「副腎疲労症候群の自覚症状とは?」に書いた症状を話した後、脈診、舌診、腹診を受け、結果処方されたのは「延年半夏湯」という漢方の煎じ薬でした。

肩や脇腹の痛み、胸痛などに用いる薬で、肩こり、肋間神経痛、五十肩、胃炎、大腸炎などに応用されるとのこと。以下にも解説が載っています。

www.kotaro.co.jp

入っている生薬の内訳は以下でした(おくすりの説明書から引用)。

  • 半夏(はんげ)ー健胃鎮咳作用があり、悪心嘔吐や胃部不快感、咳や痰などに用いる
  • 桔梗(ききょう)ー咽の痛みや痰、咳、患部の炎症などに用いる
  • 紫胡(さいこ)ー免疫力を高め、胸腹部の不快感や種々の炎症、微熱などに用いる
  • 別甲(べっこう)ー血行障害による痛みなどに用いる
  • 檳榔子(びんろうじ)ー循環障害による痛みやむくみなどに用いる
  • 御種人参(おたねにんじん)ー滋養強壮作用があり、体力や免疫力の低下、食欲不振などに用いる
  • 枳実(きじつ)ー胸脇部や腹部の膨満感、痛みなどに用いる
  • 呉茱萸(ごしゆゆ)ー冷えによる嘔吐、頭痛、月経痛などに用いる
  • 生姜(しょうきょう)ー健胃作用があり、冷えによる腹部の痛みや嘔吐などに用いる

ネットで「副腎疲労 漢方」などで検索すると出てくるのは、甘草(リコリス)や蝦夷うこぎ(エゾウコギ)などですが、延年半夏湯を飲んでいるという話は見つけられませんでした。ここしばらく左肋骨の下から左脇腹にかけてと、左背中の痛みがそこそこひどくて気になっており、それを強調したことも関係しているかもしれません。

私の飲んでいるサプリメントについては、飲み合わせ「問題なし」

診察前に記入する問診票にサプリメントについて記入する欄があり、現在飲んでいるサプリメントをすべて列挙したところ、「飲み合わせに問題ない。サプリメントも飲み続けて構わない。ただ、漢方と間は30分くらい空けてね」と言われました。これまで漢方を敬遠していた理由の一つに「漢方とサプリメントの飲み合わせに問題ないのか判断できない」という点があったのですが、このように病院側からきちんと「大丈夫」と言ってもらえて本当に安心しました。それならもっと早く大学病院の漢方外来にかかればよかった...。

効果のほどはまだわからない。胃腸は調子は良くなったかも?

1カ月ちょっと続けていますが、効き目はまだよくわかりません。胃腸の調子は、上に書いた副腎疲労症候群の再発後、下痢と便秘の繰り返しがそこそこひどかったのですが、すっかり良くなりましたね。ただ、同時期にフィシオエナジェティックの施術の方で飲むように言われているサプリメントのラインナップが変わったりもしていて、どちらかと言えば漢方ではなくサプリメントのおかげな気もします...。

漢方医には2〜3週に1回程度のペースでかかっていますが、「しばらく今の薬を続けてみましょう」とのこと。結構苦めの成分が含まれているらしく「飲みにくいと思います」と医師から言われたのですが、不思議なことに苦味はほとんど気にならず「おいしい」「もっと飲みたい」と思うくらいなので、身体が欲している成分なのかもしれません。保険が効かないため出費がかなり痛いうえ、漢方薬を煎じるのも(慣れてきたとはいえ)面倒ではありますが、もうしばらく続けてみようと思います。

まとめ

今回の記事では、副腎疲労症候群の私が大学病院の漢方外来にかかった結果、延年半夏湯を処方されたこと、サプリメントとの飲み合わせに問題はないと言われたこと、はっきりとした効果はまだ感じられていないことなどについて紹介しました。副腎疲労症候群の症状は薬を飲んだらすぐ治るようなものでも手術をしてすぐ治るようなものでもなく、長い時間をかけて少しずつ少しずつ改善していくものなので、本当に良くなっているのか不安になり、別のアプローチとして漢方を試したくなる機会もあろうかと思います。今回の記事が、漢方を検討する際の参考に少しでもなれば幸いです。

漢方の効き目を実感した!など、新しい情報がありましたらまた紹介したいと思います。